シニアの断捨離〜シンプルな暮らしと終活〜

終活でまず初めにおこなうこととして真っ先に思い浮かぶのが断捨離です。

自宅にある使わなくなったアイテムの整理を通して、暮らしがシンプルになり気持ちの良い生活を送ることができます。

そこで今回は終活として断捨離を行うことの利点、断捨離の進め方などをご紹介します。

 

目次 

・断捨離とは

・終活で断捨離を行うメリット

・終活での断捨離の方法

・〜仕分け編〜

・〜処分編〜

・〜財産分与編〜

・断捨離を行う時のポイント

・自分の意思で断捨離する

・無理のない断捨離

・まとめ

 

断捨離とは 

断捨離と聞くと「ものを捨てる」ということを真っ先に思い浮かべる人が多いかと思います。しかし断捨離とは実は単純な捨て活ではなく、ヨーガ概念である断行、捨行、離行に由来する言葉なのです。それぞれ

「入ってくるものを断つこと」

「いらないものを捨てること」

「執着からはなれること」

を指します。この概念を「片付け」という習慣に取り入れることで、気持ちの整理がつき、すっきりした生活を送ることができるようになります。

 

終活で断捨離を行うメリット

 終活は人生の終盤に向けた準備をおこなうことで、充実した余生を過ごすための活動を指します。そのなかで断捨離は重要な役割を果たします。終活においては以下のようなメリットを得ることができます。

・部屋が片付いて快適な生活を送ることができる

・ものと向き合うことで気持ちの整理をつける

・亡くなった後、家族にかかる負担を軽減できる

 

断捨離は自分にとってメリットがあるだけでなく、残された家族の負担を軽減するという意味でも大きなメリットがあります。ものを捨てることに抵抗のある方は、無理せずに少しずつ、ご自身の納得できるものから実践してみましょう。

 

終活での断捨離の方法

〜仕分け編〜

断捨離する時に仕分けの基準となるのは「自分にとって必要か否か」です。

しかし、この判断がなかなか難しく、実際の多数のアイテムを目の前にすると、どうすれば良いのか悩む方が大半です。そこで以下の手順で断捨離を進めることをおすすめします。

  • 今家にあるものを把握する
  • 衣類や本、食器などカテゴリ別に分ける
  • カテゴリごとに「残すもの」「捨てるもの」に分ける

このように分類していく中で、③の仕分けに迷ったものは「保留ボックス」を用意し、一旦そこに入れておきます。

仕分け後に改めて考え、いらないと感じたら「捨てるもの」に分類してください。

時間をおいて考えることで、気持ちの整理ができることもあるそうです。

 

〜処分編〜

断捨離を進めていくと不要品がどんどん増えていくと思います。自分で処分することが難しい場合は以下の方法を試してみましょう。

  • 自治体で処分する
  • 家族や知人に譲る
  • リサイクルショップに売る
  • 遺品整理業者へ依頼する

 

〜財産分与編〜

断捨離と並行して行うことが多いのが財産状況の把握です。

これを行うことで相続人にかかる負担を軽減することができます。また大切な物品の価値や処理方法をご家族と共有することができます。

  • 財産情報を把握し財産目録を作成する
  • 財産の扱い方についての指示を残しておく
  • 不動産など重要な書類はわかりやすく保管しておく

 

断捨離を行う時のポイント

自分の意思で断捨離する

ものが多い場合、人の力を借りて断捨離を行うことがあることがあるかもしれません。しかし、その際に捨てるか否かの判断を人に委ねてしまうことは懸命ではありません。間違って必要なものを捨ててしまう可能性があるため、仕分けは自分自身で行なった方が良いでしょう。

 

無理のない断捨離

断捨離をする際、ものを捨てることにこだわり過ぎてしまう方がいます。しかし断捨離の本質は、ものと向き合うことで自身の生活や価値観を見直すことにあります。少しずつ時間をかけ、納得して断捨離を行いましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?はじめて断捨離に挑戦するという方も、定期的に断捨離しているという方も、お気に入りに囲まれて素敵な生活を始めてみませんか?お持ちのアイテムを見つめることを通して、ご自身の生活を見つめ直す機会を作ってみるといいかもしれませんね。